異端ノ魔導師と血ノ奴隷
◆故国・シャンテ
エメラルド・タブレット
翠玉碑を保有した孤高ノ民の国。
いつしか地上を去った彼らは天空ノ民とも呼ばれる。
とある計画のもと地上ノ王と密約を交わし、
シャングリラ
蒼ノ要塞を建設。
その過程において霧ノ病を発症した地上ノ王と決別。
後に彼ノ戦と語り継がれる大戦争を引き起こし、
目的を果たさずして滅亡の道を辿ったとされる。
◆霧ノ病
人の心に穴をあけ、冥府ノ霧を呼び込む病。
発症した者は、あらゆる欲を失い、心身ともに麻痺していく。
欲を喰らい症状は悪化。失われかけた自我を境地へと誘う。
無欲ノ境地を見出した者は無垢なる狂気に支配され、魔物化する。
エメラルド・タブレット
◆禁断ノ翠玉碑
賢者の齎した叡智ノ結晶。
か いくさ
彼ノ戦において12枚に砕かれ、世界に散った聖碑の一部。
みわざ
禁じられた法。神々ノ御業が集約されている。
現在も行方不明。
レ テ
◆忘却ノ泉
死した者の魂が渡る間に生前の記憶を回収。
隔てられた記憶と魂は、それぞれあるべき場所へと帰す。
ニブルヘイム
◆冥府
死した者の記憶より剥がれ落ちた負ノ思念が行き着く場所。
凍てつき砕かれたそれらは霧のように漂う。
エデン
◆安息ノ地
死した者の魂が行き着く場所。
セフィロト
◆生命ノ樹
レ テ
忘却ノ泉にて掬い上げられた記憶の行き着く場所。
精神世界を構築している。
ス フ ィ ラ
◆神々ノ意識
セフィロト
生命ノ樹を巡る精神。
ティワズ
主神を構成する複数の神格が存在する。
◆魔導兵
シャンテの中枢を司る番人と契約した親衛竜騎士。
覚醒を経て魔人化し、更には神化を果たす事から
神々ノ器とも呼ばれる。要するに三段階の変身が可能。
シャンテの竜と言えば彼らのこと。
みわざ ス フ ィ ラ
禁断ノ御業により神々ノ意識から召喚された神格は、
彼らの身体、精神を糧とし降臨。実体化する。
◆記憶ノ番人
シャンテの中枢を司った番人の一人。
他、禅定ノ番人、智慧ノ番人、戒律ノ番人が存在する。
ファンタズマミルソムブラス
◆ 千 ノ 影
異端ノ魔導師、フェレンスの影に宿るシャンテの民の魂。
彼ノ戦において強い未練を残した彼らは、
末裔とされる者の血から魔力を得て、この世に留まっている。
ファントム
魂魄召喚により戦闘可能。
◆特異血種
血に魔力を宿す者。魔力の質量に応じ等級を決定。
管理省庁に登録されたうえ、個人や団体、企業との契約により
束縛される事から、血ノ奴隷とも言われる。
存在するのは以下の五等級。
イグニスアダマンタイト
■特等・熾金剛
ルベウス
■一等・紅玉
クリムゾンスピネル
■二等・赫尖晶石
パイロープ
■三等・苦礬柘榴
カーネリアン
■四等・赤玉髄
イーコール
◆神血
ヘルメス
賢者が手掛けた遺物の中でも最高傑作と称される。
それは、魔力を宿す人の血を極限まで昇華し齎された。
ヘルメス
◆賢者
ス フ ィ ラ
神々ノ意識を開く鍵を生み出した人物と伝えられる。
実際には謎が多く、人であるかどうかも定かではない。
◆地上ノ王
アルシオン帝国、初代皇帝。ユリアヌス・ゼーン・エウフェミオ一世の二つ名。
シャングリラ
◆蒼ノ要塞
セフィロト ス フ ィ ラ
生命ノ樹が構成する神々ノ意識を開くために建設された研究施設。
霧ノ病を発症した地上ノ王が真の意味で要塞化。
心を失った王と共に行方不明となった。
◆聖蓮ノ印章
メダル
透彫の施された勲章。
オリハルコン みかげ
魔青鋼で造られている。御影ノ騎士たる証。
神血の持ち主を守護する役目に相応しい者を選定し、導く。
強制的に決定されるため、所持者にとっては呪いも同然。
逆らえば死に直結する苦痛を味わう。
マ グ ナ ー ト
◆高位貴族、及び上院議員
アルシオン帝国の政治、経済を操る勢力。
秘密結社を築き、血ノ奴隷の密売に関与している。
パルチザン
◆過激派信教徒
同国において、結社と対立する一派。
◆白兎
血ノ奴隷の保護を目的とし、
エレミア
預言者に習う公法人。
エレミア
◆預言者
帝国の教皇庁(政治機関の一つ)、並びに信教の最高指導者。
正体は隠されている。
◆アルシオン帝国
多国間戦争を経て統一された大陸国。
◆アイゼリア王国
帝国と国境を隔てる山岳地帯の南に位置する。
石ノ杜と呼ばれる資源帯を有するも、国土の多くが毒化しているため。
全国民を対象に中和、解毒の関連教育が徹底されている。
◆星詠ノ郷
ウォルテア
水 郷 の二つ名。
◆星詠み
水鏡を通じ星を詠み、秘術を受け継ぐ者。
ウォルテア
水 郷 の民。
星とは、人々の記憶を意味する隠語。
◆西ノ二ヵ国
帝国の民が言う大陸の南西に位置する二ヵ国。
ハイランド、そして ローランドを指す言葉。